院長挨拶


院長 太田 智之

11月1日より病院長に就任いたしました。私は2003年10月より当院に赴任し、長く消化器内科を専門にしてまいりましたが、清水洋三現名誉院長に代わり当院の陣頭指揮を執ることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

いまの日本の医療の現状は、医療費削減や患者さんの負担増など、決して先々まで明るいわけではありません。地域の皆様が健康を守って安心して日常生活を送ることができるように、わたしたちは医療分野でいまできることを最大限考えて地域に貢献してゆく所存です。

まず第一に、当院の重要な使命は救急医療です。札幌市のみならず道内全域から2015年は、年間9,563台の救急車を受け入れ、19,183名の救急患者さんを診療しています。これは北海道随一、全国でも有数の病院であり、これも地域の皆様の信頼をいただいてこそ成し得たもの、と考えています。救急医療は太古からある医療の歴史の基本であり、『命だけは平等だ』という当院の理念をまさに体現する医療で、心臓疾患や脳卒中、けが災害は現在も得意としている分野ですし今後も充実させてゆきます。

つぎに現在積極的に取り組んでいるがん治療です。PET—CTやリニアック(放射線治療装置)など、がん治療に必要な施設や人員も配置し、診療科の充実も進めています。消化器系、頭頚部、乳腺、血液腫瘍、呼吸器などのがん治療を中心に、決して最新の目新しい治療ばかりでなく、がん難民を作らない全人的医療を展開してゆきます。また炎症性腸疾患やIVRなどの特殊分野へも積極的に取り組んでいますし、臨床研修医を含めた若手医療者教育の充実、臨床研究の推進などを合わせ、地域病院ではあまり見られない分野へも注力しています。

当院はこの10年あまりで大きな発展をとげました。その結果が2015年のJCI取得(医療の質など1,146項目にわたる病院機能評価の国際基準をクリア)です。これは日本全国で2016年10月現在まだ19病院しか取得しておらず、厳しい審査をクリアした病院のみが持つ認証です。これは来院される患者・家族の皆様が体感できるような質の高さ以外に、見えない部分で多くの質向上を達成しています。これからもこの基準を維持し、さらに質の高い医療を行っていきます。
こうしたさまざまなものに積極的に取り組み、その結果を地域の皆様に還元しつつ更なる高台を目指す。これからも一歩一歩前進していきたいと思っています。

院長の経歴

1990.3 旭川医科大学医学部 卒業
1990.4~ 旭川医科大学附属病院第3内科に勤務
1991.4~ 旭川厚生病院消化器科に勤務
1996.4~ 小林病院(北見)内科に勤務
1997.4~ 石橋胃腸病院 副院長として勤務
1998.4~ 旭川厚生病院消化器科 医長として勤務
2003.10~ 札幌東徳洲会病院 消化器科部長として勤務
2006.9~ 札幌東徳洲会病院 副院長
2016.11~ 札幌東徳洲会病院 院長へ就任