放射線科

当院の放射線科では主に、単純撮影検査、CT検査、MRI検査、X線TV検査、核医学(RI)検査(PET-CT含む)、血管撮影検査に携わっており、「放射線診療の中心となり、安全で最良の医療を患者様に提供する。」「日々進歩する放射線診療に対応し、常に向上心を持って診療にあたる。」という理念の下、日々の検査にあたっております。また救急医療だけではなく、予防医療として巡回検診バスでの検診業務へも積極的に関わっています。

主な資格
  • 第1種放射線取扱主任者:9名(学科合格者2名含む)
  • マンモグラフィ撮影認定技師:5名
  • 核磁気共鳴(MR)専門技術者:1名
  • X線CT認定技師:7名
  • 救急撮影認定技師:3名(学科合格者2名含む)
  • 胃がん検診専門技師:4名
  • 肺がんCT検診認定技師:4名
  • Ai認定診療放射線技師:1名
トピックス
  • 平成29年5月2日付で日本救急撮影技師機構の実地研修施設に指定されました。
  • 平成29年5月DR装置(コニカミノルタ社)導入しました。
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主な検査機器
CT

CT検査は、身体にX線を照射して透過したX線をデータとして集め、コンピュータで処理する事で身体の内部を画像化する検査です。短時間で高い画質の断面像を撮影できることが特徴です。当院では64列マルチスライスCT「Brilliance 64」と256列マルチスライスCT「Brilliance iCT Elite」(共にPhillips社製)の2台による検査業務をおこなっております。検査の目的に応じて、三次元画像や多断面画像も各診療科に提供しています。

 

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Brilliance iCT Elite(Philips)

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Brilliance 64(Philips)

PET-CT

PET-CT検査とは、微小な放射線を放出する検査薬を体内に注射して、その薬から出る放射線を専用のカメラで捕えて画像化する核医学検査の一種です。
当院で施行しているPET-CT検査はFDG-PETと呼ばれる検査で、放射線を出す物質にブドウ糖と同じ働きをする物質をくっつけたFDGと呼ばれる検査薬を患者様に注射し、ブドウ糖の体内の分布を調べる検査を行っております。
がん細胞はブドウ糖を活動のエネルギーにしています。自分自身が増殖したり、自分の仲間が体の他の部分に転移したりするために、通常の細胞の何倍もの量のブドウ糖を必要とします。そのためブドウ糖に似たFDGという薬ががんの病巣に集まります。これを画像化することによって全身のがんを見つけ出すことができる検査です。
PET-CT装置(GE社製 Discovery PET/CT 610平成26年4月導入)

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MRI

MRIは磁気共鳴断層撮影装置のことで、強い磁石(磁場)と高周波(電磁波)を利用して体内にある水素原子核を動かし、その動きを画像にする装置です。
磁気を使用し、体の中を観察するので、被爆がなく、通常は患者さんには無害な検査です。
当院では、高分解能、高画質で撮影ができるGE横河社製「Signa EXCITE Ⅲ」、フィリップス社製「Intera Achiva」の1.5TMRIを2台導入して検査を行っております。
MRI検査で行う主な検査部位としては頭部・脊椎・関節などがあげられます。
例えば、脳梗塞・動脈瘤などの有無、一般レントゲン写真では見ることのできない、軟骨や靱帯、半月板、腱、筋などの撮影ができます。
さらに、造影剤を使わずに心臓の血管(冠動脈)・大動脈・下肢の血管の撮影も可能になります。
その他の部位も容易に検査できるので、単純レントゲン写真やCTでは特定することが困難な疾患に対し非常に有効です。

 

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血管撮影

血管撮影(造影)検査は、X線を用いて通常、写し出せない血管を造影剤という薬を血管に注入しながら撮影します。血管を写し出す事で病変の有無を調べたり、血管内治療を行います。検査部位により、頭部血管造影・腹部血管造影・心臓血管造影などに分けられます。
当院では、2F循環器センター内に3台、手術室に2台(いずれもFillips社製、うち1台はハイブリッド)の血管造影撮影装置があります。
手術室ではTAVI(後述)や、頭部血管コイル留置術、頸部血管ステント留置術、大動脈瘤に対してステント留置術などを行っています。また、心臓血管テント留置術は勿論のこと、腹部血管に対する薬剤やコイルを用いた塞栓術、椎体に対する椎体形成術(PVP)、消化管へのステント留置術やドレナージ術など、様々な手技を行えます。

 

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TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)について

加齢、リウマチ熱、先天的要因によって大動脈弁狭窄症は起こります。大動脈弁狭窄症は大動脈弁の開きが悪くなり血液の流れが妨げられてしまう病気です。軽度のうちはほとんど自覚症状がありませんが、症状が進むと動悸や息切れ、疲れやすさなどの症状が現れ始め、重症になると失神や突然死となる可能性もあります。TAVI(径カテーテル大動脈弁留置術)とは、大動脈弁狭窄症に対する新しい治療法で、開胸手術をせずカテーテルを使って、人工弁を患者さんの心臓に留置する治療法です。カテーテルで行う事で患者さんへの体への負担が減り、入院期間も短くなります。

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X線TV

X線テレビ装置とは、X線を照射し続けることにより、リアルタイムで身体の中の状態を透視し検査するための装置です。
主にバリウムを飲む胃透視検査や、大腸の中にバリウムを入れて検査する注腸検査、内視鏡を口から挿入し、胆管・膵管を造影して胆石や狭窄等がないか調べるERCPと呼ばれる検査などに使われています。
また、骨折した骨を元の位置に戻すのにも使用されています。
当院では、東芝社製デジタルⅩ線テレビ装置「Ultimax」(3F消化器センター)、「WINSCOPE Plessart」(1F放射線科)の2台を導入して各種の透視検査・撮影を行っています。

 

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RI

RI検査(Radio Isotope)は核医学検査とも呼ばれています。
放射線を放出する少量のRI薬剤(放射性医薬品)を静脈から注射し、体内から放出される放射線を検出して、体の中の様子を見ることにより診断を行う検査です。
レントゲン撮影やCT撮影は体の外から放射線を照射してその透過したX線で画像を作るのに対して、 RI検査は脳、心臓、肺、腎臓、骨など、特定の臓器や腫瘍に集まった放射線を検出して画像を作るという特徴があります。
そのため、体の中の病巣や特定の臓器の状態を調べることができます。
得られたデータから、コンピュータ処理により断層画像や臓器の機能を評価する情報を得る事ができ、 治療方針の決定、治療効果の判定や予後予測に重要な役割を担う検査となっています。
当院では、東芝社製の「E.CAM」を導入して検査を行っております。

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骨密度検査

骨密度とは、骨の強さを判定するための指標です。骨密度検査では骨の中にカルシウム等のミネラルがどの程度あるかを測定し、若い人や同年代に比べて骨密度が何%かを表します。骨密度が低下すると骨粗しょう症という骨がスカスカな状態になり、骨折しやすくなりますので、定期的に測定をすることが重要です。測定方法はDXA法と呼ばれる、エネルギーの低い2種類のX線を使い前腕での撮影をします。

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歯科用パノラマ断層撮影

オルソパントモグラフィは顎骨に沿ってパノラマ(展開)撮影を行える装置です。上下顎および、その周辺組織が一枚のフィルムに写る為、歯の全域の観察に適しています。セファログラフィは、同じ規格で頭部撮影を行うことで経時的な変化を把握する撮影方法です。頭蓋、下顎、歯列弓の左右対称性の観察に適しており、矯正治療前後や、骨格の成長の変化、歯の移動などを経時的にとらえる重要な撮影手法とされています。

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乳房撮影

マンモグラフィとは乳房のレントゲン検査のことです。撮影は、板状のもので乳房を挟み圧迫し、左右とも上下方向と横方向からの計4回行います。乳房を薄く引き伸ばして、圧迫することにより病変をより鮮明に写し出すとともに、被曝を軽減することが出来ます。
マンモグラフィは乳癌の初期症状である、微細石灰化や小さなしこり等を検出することが出来ます。当院では、乳房撮影は女性技師のみが担当し、プライバシーの保護に努めています。

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