血液・腫瘍内科
診療スタッフ
和野部長.jpg
和野 雅治
部長
資格・専門医

日本血液学会専門医・同指導医/日本内科学会認定内科医・同指導医、日本輸血・細胞治療学会認定医/臨床研修指導医

診療科紹介

血液・腫瘍内科という科名は、血液内科と腫瘍内科とを併せた名称です。血液内科は、造血器悪性腫瘍(白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄増殖性腫瘍)と、各種の貧血や血小板減少症などの診療を行います。腫瘍内科はがん薬物治療の対象となるすべての悪性腫瘍を対象としていますが、実際の診療では、通常の診療科の枠におさまらない腫瘍(原発不明がん、骨軟部肉腫など)を扱います。当院の血液・腫瘍内科は平成25年7月に開設されました。現スタッフは血液専門医なので、血液疾患の診療が主体となっています。原発不明がんや軟部肉腫等に関しては確定診断までを診させていただき、治療は患者様希望の他施設腫瘍内科専門医に紹介して行って頂いているのが実状です。平成28年10月には無菌病室も病棟に設けられ、1日も欠かすことなく患者様にご利用頂いている状況です。
血液疾患診療では、遺伝子や分子レベルでの診断を行い、PET-CTやMRIなどの画像検査で病期を決定し、治療は分子標的治療薬も交えて最新の治療を保険診療の範囲内で行っています。適応があれば自家末梢血幹細胞移植も行いますが、他人から造血幹細胞の提供を受ける同種移植に関しては、ご希望の他施設に紹介させていただいています。血液疾患は、血液専門医以外の先生が診療を引き受けてくれることは少なく、当院内の他診療科はもとより、血液内科がない院外の先生方からの紹介も広く受け入れ、血液疾患の患者様が納得し満足して治療を受けられるよう、地域の中で専門性を生かした貢献が、微力ながらできているものと考えております。

当科で診療している疾患
  • 造血器腫瘍:急性および慢性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、樹状細胞肉腫
  • 骨髄増殖性腫瘍:真性赤血球増加症、本態性血小板血症、骨髄線維症、など
  • 骨髄不全症候群:骨髄異形成症候群、再生不良性貧血、赤芽球癆、発作性夜間血色素尿症、など
  • 各種貧血:鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、自己免疫性溶血性貧血、遺伝性溶血性貧血、サラセミア症候群、異常ヘモグロビン症、症候性貧血、など
  • 血小板減少症:特発性血小板減少性紫斑病、薬剤性血小板減少症、ウイルス感染に伴う血小板減少症、など
  • 白血球減少症:特発性好中球減少症、薬剤性好中球減少症、ウイルス感染症に伴う白血球減少症、など
  • 原発不明がん:既存の診療科の枠に収まりきらない悪性腫瘍、軟部肉腫、など
行っている治療

抗腫瘍化学療法、分子標的療法、免疫抑制療法、輸血療法、瀉血療法、自家末梢血幹細胞移植(非血縁者間造血幹細胞移植が必要な場合には、移植認定施設に依頼)

2017(平成29)年1~12月の診療実績

外来患者延数 1,624名(うち当科新患348名)
入院患者延数 延べ73名(実患者数45名)

新規診断患者数および診断病名:3年間の総計(平成27〜29年)
急性骨髄性白血病 11名
急性リンパ性白血病 2名
慢性骨髄性白血病 5名
慢性リンパ性白血病 2名
骨髄異形成症候群 8名
非ホジキンリンパ腫 47名
ホジキンリンパ腫 2名
多発性骨髄腫・MGUS 12名
真性赤血球増加症 5名
本態性血小板血症 8名
慢性骨髄単球性白血病 5名
巨赤芽球性貧血 10名
特発性血小板減少性紫斑病 10名
その他の血小板減少症 1名
自己免疫性溶血性貧血 2名
再生不良性貧血・赤芽球癆 7名
凝固因子欠乏症・凝固異常症 3名

 

​​