消化器外科を中心に外科領域全般にわたり診療を行っています。胃・大腸・肝臓・胆道・膵臓などの消化器癌に対する外科的切除術を数多く行っております。消化器内科、放射線科と協力して患者さまそれぞれに最適な治療を提供できるよう取り組んでおります。

　一方で、急性虫垂炎・鼠径ヘルニア・胆石症などの良性疾患に対する手術、腹膜炎や腸閉塞などの急性腹症に対する緊急手術も数多く行っております。

　クローン病、潰瘍性大腸炎に対する外科治療も数多く行っており、当科の特色の1つです。

　スタッフは4名体制で、徳洲会病院の理念を念頭に「24時間、365日」緊急手術に常に対応できるようにしつつ、先進的・専門的医療を目指して取組んでいます。

　外来では、術後の患者さまの経過観察や、良性腫瘤の摘出（粉瘤・脂肪腫など）、表在の外傷（切り傷、擦り傷、咬傷、挫創、やけど等）の消毒や縫合等の処置を行います。けがをされた際は早めの処置が大切です。外来診療は午前に行っていますので、受診してください。

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※夕診は、週により担当医が変わります。かかりつけ医による診療を希望される場合は、事前にお問い合わせください。

※担当医は急遽変更になることがあります。受診の際はご確認の上、ご来院ください。

※休診や診療制限等のご案内は、最新の診療スケジュールをご確認ください。

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• ①良性疾患：虫垂炎、鼠径ヘルニア、腸閉塞、胆石、胆のう炎、痔、皮下腫瘤、粉瘤など
• ②悪性疾患：胃、大腸、肝臓、胆道、膵臓などの消化器癌
• ③炎症性腸疾患：クローン病、潰瘍性大腸炎など

萩原　正弘 主任部長 資格・専門医 日本外科学会認定外科専門医／日本消化器病学会認定消化器病指導医／日本消化器外科学会認定消化器外科専門医・指導医／日本肝臓学会認定肝臓専門医／日本救急医学会認定救急科専門医 その他 日本Acute Care Surgery学会 Acute Care Surgery認定外科医／日本肝胆膵外科学会認定肝胆膵外科高度技能専門医・評議員／日本腹部救急医学会認定腹部救急認定医・腹部救急教育医・学会評議員／日本外傷学会認定外傷専門医／日本がん治療認定医機構認定がん治療認定医／日本消化器外科学会認定消化器がん外科治療認定医

 

深堀　晋 部長 資格・専門医   その他 日本消化器外科学会認定消化器がん外科治療認定医

本谷　康二 医長 資格・専門医 日本外科学会認定外科専門医／日本消化器外科学会認定消化器外科専門医 その他 日本内視鏡外科学会技術認定証

齋藤　崇宏 医長 資格・専門医 日本外科学会認定外科専門医／日本消化器病学会認定消化器病専門医／日本消化器外科学会認定消化器外科専門医／日本乳癌学会認定乳腺専門医 その他 日本消化器外科学会認定消化器がん外科治療認定医／日本内視鏡外科学会技術認定医・ロボット支援手術プロクター・学会評議員／日本ロボット外科学会認定専門医（国内B）／日本ヘルニア学会認定鼠径部ヘルニア修得医／日本乳癌学会認定乳腺認定医／日本乳がん検診精度管理中央機構認定検診マンモグラフィ読影認定医師

前島　拓 非常勤 資格・専門医 日本外科学会認定外科専門医／日本消化器外科学会認定消化器外科専門医 その他 日本内視鏡外科学会技術認定医／日本がん治療認定医機構認定がん治療認定医／日本消化器外科学会認定消化器がん外科治療認定医

消化器外科を中心に、一般外科・一部呼吸器外科まで幅広く担当しています。緊急手術は全手術数の約30％を占め、当院の特色の一つである救急疾患に対応しています。

一方で、消化器癌に対する外科手術を中心とした集学的治療や、炎症性腸疾患に対する外科治療といった専門性の高い治療も積極的に行っています。近年、当科でも腹腔鏡下手術の適応範囲を拡大してきています。2024年は胆嚢摘出術の86％・虫垂切除術の100%、ヘルニア修復術の84％が腹腔鏡手術で施行されたほか、大腸悪性腫瘍手術でも93%と腹腔鏡手術が増加しています。今後は胃切除術や腹膜炎手術でも腹腔鏡手術の症例を増やしていきたいと考えています。

• ①良性疾患：虫垂炎、鼠径ヘルニア、腸閉塞、胆石、胆のう炎、痔、皮下腫瘤、粉瘤など
• ②悪性疾患：胃、大腸、肝臓、胆道、膵臓などの消化器癌
• ③炎症性腸疾患：クローン病、潰瘍性大腸炎など

• T. Takahashi, T. Maejima, D. Miyazaki, S. Fukahori, M. Hagiwara. Teduglutide-induced acute gastric mucosal necrosis in short bowel syndrome with hepatorenal failure: Case report. Int J Surg Case Rep. 2024;117:109524. doi: 10.1016/j.ijscr.2024.109524.Epub 2024 Mar 15.
• T. Takahashi, T. Ishii, T. Maejima, D. Miyazaki, S. Fukahori, H. Kuwahara, E. Aimono, T. Kimura, M. Yanai, M. Hagiwara. Total Minimally Invasive Curative Staged Resections After Induction Systemic Therapy for Metastatic Rectal Cancer. Cancer Rep. 2024;7(11):e70051. doi: 10.1002/cnr2.70051.
• Okada I, Hagiwara M, Yoneyama H, Kohara S, Shoji Y.　Recanalization of port-superior mesenteric vein thrombosis with long-term anticoagulant therapy after failed early anticoagulant therapy.　Surg Case Rep. 2024 Jun 20;10(1):154. doi: 10.1186/s40792-024-01948-0.
• 萩原 正弘、 前島 拓、宮崎 大、深堀 晋、高橋 徹：当院のSurgical rescueの実際.
  日本Acute care surgery 学会雑誌 2024年 14巻 7-12

• 李 廷娥、福光 陽介、浅井 佑介、前島 拓、宮崎 大、深堀 晋、高橋 徹、萩原 正弘：
  当院で経験した胆嚢捻転症の二例.
  第60回 日本腹部救急医学会総会（福岡）2024/3/9-10
• 李 廷娥、宮崎 大、前島 拓、深堀 晋、高橋 徹、萩原 正弘：
  全結腸壊死型虚血性腸炎に対して結腸亜全摘術を施行した一例.
  第125回 日本臨床外科学会北海道支部総会（帯広）2024/6/22
• 李 廷娥、萩原 正弘、前島 拓、宮崎 大、深堀 晋、高橋 徹：
  両側閉鎖孔ヘルニア嵌頓の一救命例.
  第7回 北海道外科関連学会機構合同学術集会（札幌）2024/9/14-15
• 李 廷娥、萩原 正弘、前島 拓、宮崎 大、深堀 晋、高橋 徹：
  両側閉鎖孔ヘルニア嵌頓の一例.
  第16回 日本Acute Care Surgery 学術総会　2024/9/27-28
• 李 廷娥、宮崎 大、前島 拓、深堀 晋、高橋 徹、萩原 正弘：
  全結腸壊死型虚血性腸炎の一救命例.
  第86回 日本臨床外科学会学術集会（栃木）2024/11/21-23
• 高橋 徹、石井 貴大、前島 拓、宮崎 大、深堀 晋、萩原 正弘：
  周術期化学療法としてFLOT 療法を施行し切除したcStageIII 胃癌・食道胃接合部癌の2例.
  第96回 日本胃癌学会総会（京都）2024/2/28-3/1
• 高橋 徹、 前島 拓、宮崎 大、 深堀 晋、萩原 正弘：
  肥満症例における腹腔鏡下結腸切除体腔内吻合の導入と短期成績.
  第79回 日本消化器外科学会総会（下関）2024/7/17-19
• 高橋 徹、宮澤 佑貴、 前島 拓、宮崎 大、深堀 晋、富永 素矢、四十物 絵理子、太田 智之、萩原 正弘：
  十二指腸球部NET に対し腫瘍細胞播種と遅発性穿孔を予防したD-LECS with FTR の１例.
  11th Reduced Port Surgery Forum in Kanazawa(第16回 単孔式内視鏡手術研究会 第26回 Needlescopic Surgery Meeting)（金沢） 2024/8/9-10

• 萩原 正弘、前島 拓、宮崎 大、深堀 晋、高橋 徹：
  当院におけるOpen Abdominal Management の工夫.
  第124回 日本外科学会定期学術集会（名古屋）2024/4/18-20

• 萩原 正弘、前島 拓、宮崎 大、深堀 晋、高橋 徹：
  重度膵損傷に対する治療戦略.
  第38回 日本外傷学会学術集会　大阪2024/4/25-26

入退院支援センター　地域医療連携室

TEL　011-722-1117（直通）　FAX　011-712-5118（直通）

受付時間：【平日】9：00～17：00　【土曜】9：00～12：30

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当科では共に勉強し働く外科医を募集しています。

当科の特徴は、年間9,000台の救急搬入を背景とした緊急手術の多さが特徴です。後期研修医に必須な手術例（虫垂炎、ヘルニア、イレウス、消化管穿孔など）が豊富で、短期間に多数の症例を経験することができます。
一方で、近年は悪性腫瘍、炎症性腸疾患などに対する待期的手術も増加しています。従って、後期研修を終了して消化器外科専門医を目指す医師にも効率よく経験を積む上で良好な環境です。

常に緊急手術に備えた忙しい環境ではありますが、毎朝カンファレンスを行い各医師が全ての患者さまの情報を共有しています。これにより交代で安心して休みがとれたり、学会出張に出かけられたりできるようになっています。
患者さまごとに主治医は決めますが、若い医師でも方針については経験豊かな医師に常に相談できる環境にあります。

多くの手術経験を望む先生方をお待ちします。
われわれは他施設との交流も重要と考えていますので、短期間（3～6ヶ月など）での参加も歓迎します。
また、当科の職務は多岐にわたるので、日中（あるいは夜間）のみといった限定的な形での就労も可能です。子育てをしながら外科医としてのキャリアを維持したいと考えている女性外科医（あるいは外科医希望の後期研修医）、なんらかの事情によりフルタイムでの就労が難しい医師にも良い環境です。
もちろん、すでに専門的な外科治療分野を持つエキスパートの先生方も歓迎します。当院で可能な新たな専門分野を確立すべく、病院として協力できると思います。

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