研究所長挨拶
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挨 拶

 

 先進的な医療の実現に自らが貢献することを目的に、札幌東徳洲会病院に「臨床研究センター(2017年4月に医学研究所へ名称変更)」が設立され7年が経過しました。北海道発の民間病院内の研究機関として、組織、細胞、そして遺伝子にいたる貴重な試料を病院職員の手で分析し、情報発信するためのハードとソフトの両面の充実を進めています。2015年には、ゲノム解析に重点を置いた研究・開発を加速するため、当院7階に最先端の機器を備えた研究室(ラボ)を新設しました。これまでの研究活動にご支援・ご協力いただいている多くの関係者の方々に謝意を表します。

 従来より、当院は徳洲会系の病院として救急医療を重視し、患者のための医療が中心の病院として高く評価されてきました。しかし、病態の解明はもとより、早期診断や適切な治療方針の決定には未だ数々の障壁があり、これらを研究開発によって克服し、究極的に患者医療へ貢献することが重要である事は指摘するまでもありません。当院のような民間医療機関が研究組織を持つことで、これらの研究性を主体的、積極的に取り入れた診療を実践する環境が整ったと言えます。

 当院独自の研究に加え、多施設共同臨床研究、関連病院連携による検索、多くの関連研究室との共同研究が実施されています。これらの研究事業を推進していく上での経済的基盤となる競争的研究資金の獲得にも挑戦しています。また、医師主導臨床試験等の実施に耐えうるには「一般診療とは独立した研究組織体制」が必要であり、当研究所がこの条件を満たすものであります。

 民間医療機関の柔軟性と即応性を生かして各種先進医療の構築、難治性疾患の治療に対しての高度医療を開発し提供することで、多様化する医療ニーズに応える実力を備えていきたい。また、若手医師や病院スタッフに対して基礎医学研究の重要性を啓蒙し、地域社会ならびに医学教育と研究に貢献すること、その目的達成のためにさらなる努力と英知を結集していくことを課題として取り組み続けてまいります。

 

2019年3月吉日

第2代 医学研究所所長

河野 透

 

 

 
略 歴
役職
日本外科学会(専門医、指導医)、日本大腸肛門病学会(専門医、指導医、評議員)、日本肝臓学会(専門医、指導医、東部会評議員)、北海道外科学会(評議員)、アメリカ消化器病学会(AGA) 国際会員、アメリカ癌治療学会(ASCO)国際会員、ヨーロッパ臨床腫瘍学会(ESMO)国際会員、アメリカ クローン病・腸炎学会(CCFA)、国際会員、ヨーロッパ クローン病・腸炎学会(ECCO)国際会員、日本消化器病学会(専門医、指導医、支部会評議員、学会評議員)、日本消化器外科学会(専門医、指導医、消化器癌認定医)、日本臨床外科学会(支部会評議員)、日本内視鏡外科学会(評議員)、日本消化管学会(評議員、胃腸病専門医)、日本神経消化器病学会(評議員)、日本ヘリコバクター学会(ヘリコバクター治療認定医)日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会(暫定指導医)、アメリカNitric Oxide学会 国際会員国際小腸移植学会 国際会員、編集委員, Editorial Board、分子消化器病 The Open Colorectal Cancer Journal、臨床研修指導医
受賞
  • The American Motility Society Young Investigator’s Award(2002年)
  • 腹部救急医学会 会長賞 (2004年)
  • The American Society of Colon and Rectal Surgeons 学会賞(2010年)
  • The American Society of Colon and Rectal Surgeons 学会賞(2015年)

 

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