IBD・免疫研究部

IBD(Inflammatory Bowel Disease:炎症性腸疾患)・免疫研究部は、潰瘍性大腸炎やクローン病といった腸管を主体とした慢性炎症性疾患であるIBDの病態解明、検査および治療法の開発を目指す研究部門である。一方で慢性炎症に基づく炎症性発がんの研究や、がん免疫編集(cancer immunoediting)に対するがん免疫治療の進歩も目覚ましく、がん疾患における免疫の制御と破綻を解明することは、炎症性疾患の理解においても重要である。従って、がん生物研究部およびゲノム診断研究部と連携し腫瘍免疫についての解明を目指したい。

 

当院は多くのIBD患者やがん患者が通院加療している。そのような臨床病院であるからこそ行える臨床研究から基礎研究を行い、その結果を患者へフィードバックすることを当研究部の理念と考えている。

 

また、全国あるいは国際的なIBDの新規治療薬の臨床研究、さらに全国規模の医師主導型臨床試験へ参加し、臨床の進歩にも寄与したい。

 

現在取り組んでいる、あるいは今後計画している研究課題

  • 病態・病勢を把握するための画像診断法および血清マーカーの開発
  • 生物学的製剤の有効性の分析や適切な投与法の確立
  • 薬剤不耐の機序の解明
  • IBDにおける腸管外合併症の機序の解明
  • 消化管狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術の有効性向上
  • 炎症性発がんの機序の解明
  • 外科との共同によるクローン病吻合法の評価
  • 術中内視鏡の有効性の解明
  • IBD病態や治療に関与する自然免疫機構の解明
  • 自閉症スペクトラム症における腸管異常の病態の解明
  • がん免疫療法における免疫関連有害事象の解明

 

 

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部門長
前本 篤男 Atsuo Maemoto
専門分野

消化器病学、炎症性腸疾患

対外活動

日本内科学会(認定医)、消化器病学会(専門医・指導医)、消化器内視鏡学会(専門医・指導医)、米国消化器病学会(国際会員)、日本炎症性腸疾患学会、アジアクローン病潰瘍性大腸炎機構、日本カプセル内視鏡学会、日本消化管学会、日本大腸肛門病学会、腹部救急医学会、日本アフェレシス学会、国際アフェレシス学会、日本医工学治療学会、日本免疫学会、日本消化器免疫学会、日本癌治療学会、日本再生医療学会、日本クリニカルパス学会、医療の質安全学会

  • 評議員等
    日本消化器病学会北海道支部評議員
    日本消化器内視鏡学会北海道支部評議員
  • 取得
    身体障害福祉法15条第1項に基づく医師指定(言語音声機能障害、肢体不自由、心臓機能障害、腎臓機能障害、呼吸機能障害、ぼうこう直腸機能障害、小腸機能障害、免疫機能障害)、徳洲会グループ指導医養成講習(第9回)、北海道TNT研修終了
  • 賞罰等
    第9回 東日本IBD病因・病態フォーラム 土屋雅春賞(H14.3.23)
副部門長
伊藤 貴博 Takahiro Ito
専門分野

消化器病学

対外活動

日本内科学会(総合内科専門医)、日本消化器病学会(専門医)、日本消化器内視鏡学会(専門医・指導医)、日本肝臓学会(専門医)、日本消化管学会(胃腸科専門医・指導医)、日本カプセル内視鏡学会(認定医・指導医)、日本消化器免疫学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会(がん薬物療法専門医)、日本がん治療認定医機構(がん治療認定医)、日本消化器がん検診学会、日本大腸肛門病学会、日本胃癌学会、日本炎症性腸疾患学会、日本静脈経腸栄養学会、日本ヘリコバクター学会、日本アフェレシス学会

  • 評議員等
    日本消化器病学会北海道支部評議員
    日本消化器内視鏡学会北海道支部評議員
  • 取得
    身体障害福祉法15条第1項に基づく医師指定(言語音声機能障害、肢体不自由、心臓機能障害、腎臓機能障害、呼吸機能障害、ぼうこう直腸機能障害、小腸機能障害、免疫機能障害) 嚥下機能評価研修終了、緩和ケア研修終了、北海道TNT研修終了
  • 賞罰等
    2007年北海道医学会賞
研究員
久我 悠馬 Yuma Kuga
研究生
前島 拓 Taku Maejima
八木澤 啓司 Keiji Yagisawa
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