循環器内科

「血圧が高い、胸が痛い・重苦しい、動悸や息切れがする、呼吸困難、疲れやすさ、全身のむくみ」などの自覚症状がある方、「心雑音がある」と言われた方は、循環器疾患かもしれません。

当科は「患者さまに親切に、そして札幌から世界に情報発信」を合言葉に経験豊富な循環器病治療の専門家集団を目指しています。世界有数の診療機器での検査を基に診断を行い、患者さまに分かりやすい説明を心がけています。外来での診療は午前と夕方に行っていますので、気になる症状があれば気軽にご相談ください。万全の設備と体制で、皆さま方の健康を優しく守っていきます。

 

診療スケジュール
受付時間 診察開始 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜

7:00~11:30

9:00
16:00~19:00

17:00

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主な疾患
弁膜症(大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症など)

心臓には4つの弁があり、心臓の左側に僧帽弁と大動脈弁、右側には三尖弁と肺動脈弁があります。身体に栄養や酸素を送るために、心臓は収縮運動をしながらポンプのように血液を送り出しています。この弁に障害が起き、本来の役割を果たせなくなった状態を弁膜症といいます。

弁の開きが悪くなり血液の流れが妨げられる「狭窄」と、弁の閉じ方が不完全なために血液が逆流してしまう「閉鎖不全」があります。弁膜症は、4つの弁のうち、「大動脈弁」と「僧帽弁」に多く起こる疾患です。

不整脈、ペースメーカー

心臓は役割により上下左右の4つの部屋に分かれています。

それぞれの部屋が拡張と収縮を繰り返すことによって血液を送り出すポンプとして働いていますが、効率よく血液を送り出すためにタイミングを整えるシステムがあり、これを「刺激伝導系」と呼んでいます。「刺激伝導系」を流れる電気信号の発生、伝達が正常でなくなり、脈拍が遅くなったり、速くなったり、乱れたりした状態を不整脈と呼びます。

不整脈には様々な種類のものがあり、それぞれ重症度や治療方法も異なってきます。

当部門では不整脈全般を扱い、診断・治療に当たっております。詳しくは下記の専門外来ページをご覧ください。

狭心症、心筋梗塞症

心臓は全身に血液を送るポンプです。ポンプが動くために油の流れる管が冠動脈と呼ばれる血管です。人間には3本あります。冠動脈が詰まると心筋梗塞症、詰まる一歩手前を狭心症と言っています。

狭心症は胸だけが苦しくなるわけではありません。背中、肩、腕、胃部、喉、歯などにも痛みが出現し、数分から十数分の持続があります。また、冷汗を伴うこともあり、重ぐるしい、締め付けられる、焼けるような感じなどの症状があります。

心筋梗塞症は、何の前触れもない方が7割です。不整脈、心破裂、心不全などを合併することがあり、いかに早く、カテーテル検査のできる専門病院を受診するかにかかっています。

動脈硬化症

動脈内にコレステロールや瘢痕組織がたまり、プラークができた状態を動脈硬化といい、全身のいたるところで起こります。血管が狭くなり、血流が悪くなるため、血液や酸素、栄養素が末梢まで流れなくなってしまいます。症状が出てからではなく、高血圧や糖尿病、高脂血症など動脈硬化になりやすい危険因子を指摘されている方は、定期的に検査を受け、動脈硬化の早期発見・早期治療、生活習慣病の改善で再発防止し、病気の根本的な改善に努めましょう。

検査
  • 頸動脈エコー:時間20~30分程度

頭へ血液を送る大事な欠陥が頸動脈で、そこに狭窄や閉塞があると脳梗塞になる恐れがあります。

この検査は、首にゼリーを塗り、超音波発振器(プローブ)をあてて、頸動脈の状態を観察し、動脈硬化の程度や狭窄・閉塞の有無を調べます。

  • 腎動脈エコー:時間10~20分程度

腎臓は尿を作り出す臓器ですが、血圧をコントロールするホルモンを分泌する働きもしています。腎臓へつながる動脈(腎動脈)に狭窄があると、高血圧になったり、腎臓の機能が低下したりすることがあります。

この検査は、お腹にゼリーを塗り、超音波発振器(プローブ)をあてて、腎動脈の血流速度を計測し、狭窄の有無を調べます。

  • ABPI/下肢動脈エコー:時間10分程度(ABPI)/時間30~50分程度(下肢動脈エコー)

下肢の動脈が細くなったり、詰まったりすると足先の冷感や、歩行時の痛み、酷くなると壊死(腐る)を起こす場合もあります。

ABPIでは、腕と足首の血圧を同時に測定することで、血管の硬さや詰まり具合を簡便に調べます。

下肢動脈エコーでは、お腹~足にかけてゼリーを塗り、超音波発振器(プローブ)をあてて、下肢動脈の狭窄・閉塞の有無を調べます。

睡眠時無呼吸症候群

よい睡眠が妨げられる身近な病気に「睡眠時無呼吸症候群」が挙げられます。
日本には約300万人いるといわれ、寝ている間に舌が喉の奥に落ち込んで空気の通り道を塞ぎ、呼吸が止まってしまうことによって何度も頭が起きてしまう病気です。
症状は睡眠中の大きないびきや呼吸の停止、日中の眠気が挙げられます。その他にも、集中力が落ちたり、夜中にトイレに何度も起きてしまう方もいます。

睡眠時無呼吸症候群によって引き起こされる身近な問題として、交通事故が7倍も起きやすくなります。また、高血圧、狭心症、突然死などが起こりやすくなり、脳卒中に関してはなんと3.3倍なりやすくなってしまう怖い病気です。気になる方はしっかりと病院を受診し、検査・治療を受けられることをお勧めします。

診療スタッフ
齋藤 滋
循環器センター長
資格・専門医

日本心血管インターベンション学会・理事評議員・ 指導医/日本心血管カテーテル治療学会理事評議員・指導医/日本循環器学会認定循環器専門医/日本内科学会認定内科医

その他

日本心臓病学会評議員・Fellow(FJCC)/FACC(米国心臓病学会正規会員)、FSCAI(米国冠動脈造影治療学会正規会員)、APSIC(アジア太平洋心臓治療学会)理事長

 

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山崎 誠治
副院長・部長
資格・専門医

日本循環器学会認定循環器専門医/日本内科学会認定内科医/日本心血管インターベンション治療学会認定医/日本心血管インターベンション治療学会認定専門医/日本脈管学会認定脈管専門医/日本禁煙学会認定禁煙認定指導医/浅大腿動脈ステントグラフト実施基準管理委員会認定浅大腿動脈ステントグラフト実施医

 

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谷 友之
部長
資格・専門医

日本内科学会認定総合内科専門医/日本循環器学会認定循環器専門医/日本不整脈心電学会認定不整脈専門医

 

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山﨑 和正
部長
資格・専門医

日本内科学会認定総合内科専門医/日本循環器学会認定循環器専門医/日本心血管インターベンション治療学会認定専門医/経カテーテル的大動脈弁置換術関連学会協議会認定経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)実施医・指導医

 

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後平 泰信
部長
資格・専門医

日本睡眠学会認定睡眠医療認定医

 

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棒田 浩基
医長
資格・専門医

日本内科学会認定内科医/日本循環器学会認定循環器専門医/日本心血管インターベンション治療学会認定医

 

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片桐 勇貴
医長
資格・専門医

日本内科学会認定内科医/日本心血管インターベンション治療学会認定医/経カテーテル的大動脈弁置換術関連学会協議会認定経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)実施医・指導医

 

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細井 雄一郎
医長
資格・専門医

日本内科学会認定内科医/日本心血管インターベンション治療学会認定医

 

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黒田 健
医長
資格・専門医

日本内科学会認定内科医/日本心血管インターベンション治療学会認定医/日本循環器学会認定循環器専門医

 

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石川 航平
 
資格・専門医

 

 

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笠井 悠太郎
 
資格・専門医

 

 

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仙波 尚之
 
資格・専門医

 

 

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宮﨑 護
 
資格・専門医

 

 

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竹之内 豪
非常勤
資格・専門医

日本循環器学会認定循環器専門医/日本心エコー図学会認定SHD心エコー図認証医

医療関係の方へ

 当院は北海道内でもトップクラスの救急搬送件数をほこり、CT、MRIをはじめ世界有数の検査・治療機器を多く備えている病院です。多くの患者さまに対して効率的な治療を実現し、患者さま重視の医療を展開しております。循環器内科と心臓血管外科を中心に、豊かな経験を有する優秀な看護師、放射線技師、検査技師それに臨床工学士など多数のコメディカルとハートチームを構成し、密な連携により24時間の治療体制を整えております。

 また、国際交流も積極的に行い、常に最新の医学情報に基づいた科学的診療を行っておりますし、当センターで得られた知見を積極的に医学論文として世界中に発信していきます。

 

24時間365日、救急受け入れ可能な体制です。

循環器センターホットラインにご連絡ください。ドクターカーでお迎えに上がります。

090-5987-5479(24時間対応、専門医直通)
対象疾患・治療
弁膜症(大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症など)
TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)

循環器内科では、外科手術が必要で何らかの理由で手術を受けられない患者さまに向けて、カテーテル治療を行っています。

重症大動脈弁狭窄症(AS)では、高齢や併存疾患のため手術の危険性が高く、手術を受けることが出来ない患者さまが約40%いるとされております。

このような患者さまに対して開胸せず心臓を停止することなく、カテーテルを用いて人工弁を留置する方法として「経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)」が開発されました。また、2021年2月より、ASを有する外科的手術を施行することができない慢性透析患者さまに対するTAVI治療が可能となりました。

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Mitra Clip(経皮的僧帽弁カテーテル修復術治療)

外科手術が必要で何らかの理由で手術を受けられない患者さまに向けた新しい治療法です。

僧帽弁の逆流を軽減することが目的であり、胸を切開する従来の外科手術よりも体にかかる負担が少ないため、年齢や併存症のために、これまで手術を受けることが難しかった患者さまに対しても治療が可能となります。

動脈硬化症
ダイアモンドバック360

ダイアモンドコーティングされたドリルが衛生軌道のように回転しながら病変を削るため、血管内360度治療が可能です。

DCA(方向性冠動脈切除術)

冠動脈の狭窄組織をカンナのように切除し、内腔を拡大する治療術です。

心臓カテーテル手術の紹介

数多くの手術実績を持つ齋藤 滋医師による心臓カテーテル手術の紹介です。

循環器内科の特徴

2008年1月より湘南鎌倉総合病院の齋藤滋総長が当院循環器科センター長として兼任されました。我々は、「患者さまに親切に、そして札幌から世界に情報発信」を合言葉に経験豊富な循環器病治療の専門家集団を目指しています。世界に発信できるような人材を育成ができるような環境つくりに取り組んでおり、当院循環器センター長の築き上げた世界との太いパイプにより、アカデミックな活動に積極的に取り組んでおります。留学も可能です。

 

  1. 研修システムの充実
    当院は、2004年から初期臨床研修制度が導入されて以来、全国でも上位にランクされる人気度・競争率の高い研修指定病院です。特に循環器は研修システムに、高い比重を置いております。その結果、2006年度から初期研修を終えたドクターが毎年1-2名、当科に在籍するようになり、若さにあふれた豊富な人材を確保できるようになりました。
  2. 豊富な施設・設備
    当院には、CT(256列CT含む)2台、MRI(心臓専用機含む)2台、および、循環器専用シネアンギオ装置が4台(ハイブリット室含む)あります。従って、より効率的な検査・治療が可能となり、何よりも患者さま重視の医療が展開できると確信しております。また、当院はロータブレーター、ダイアモンドバック(OAS)、DCA治療可能施設です。
  3. 豊富な症例数
    当院は道内一の救急搬送件数をほこる病院でもあり、急性冠症候群(急性心筋梗塞症、不安定狭心症)の搬送件数が多い病院の一つでもあります。24時間決して断らない救急受け入れを行っております。PCI件数は年間約900件になります。
  4. 心臓血管外科との密な連携(ハートチーム)
    当院心臓血管外科は、毎年開心術200例以上をこなす道内でも有数の科です。特に大動脈解離など難易度の高い緊急症例が多く、また、当科との連携の濃さは他に類をみないものがあります。24時間体制を敷いている以上、この連携は必須のものであり、盤石の体制を可能にしています。
  5. 病診連携の確保
    24時間救急受け入れを断らない理念により、他の病院、診療所、さらには救急隊との信頼関係を保ち、細やかで丁寧な対応を心掛けることで、強固な連携が存在します。
  6. 不整脈治療の充実
    当院には不整脈専門医が在籍し、心房細動などカテーテル治療を積極的に行っております。ペースメーカー(リードレス含む)はもちろん、ICD、CRT-Dなどデバイス治療、さらにはクライオバルーン治療可能施設です。
  7. 豊富なTAVI治療経験
    ハートチームの充実とともに、2017年4月からTAVI(経皮的大動脈弁留置術)実施可能施設となり、同年12月まで実に109例の治療実績があります。現在、道内一の症例数をほこっております。さらに、次世代のSHDデバイスの治験もスタートしております。
  8. フットケアチームの充実
    下肢閉塞性動脈硬化症、バージャー病など、末梢血管の治療を積極的に行っております。OMTはもちろんですが、EVT専門医の育成、形成外科医とコラボしフットケアチームを形成し、日々治療に当たっております。細胞移植治療の経験もあります。
診療科実績(2021年)
患者さまのご紹介・お問い合わせ先
救急患者さまのご紹介

循環器センターホットライン 090-5987-5479(24時間対応・専門医直通)

急を要さない患者さまのご紹介

入退院支援センター 地域医療連携室

TEL 011-722-1117(直通) FAX 011-712-5118(直通)

受付時間:【平日】9:00~17:00 【土曜】9:00~12:30

 

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