院長挨拶

 

 2020年は新型コロナ感染症が席巻し、世界を揺るがす事態となりました。失われたものも多い1年であったと思います。しかし体調を崩してこられる患者さんのために、世界の医療従事者は精一杯の努力を現在進行形で続けています。

 ちょうど100年前に「スペイン風邪」(現在のインフルエンザ)が全世界で流行しました。世界で5億人が感染し1億人以上が死亡、日本では人口(約5600万人)の約4割が罹患しました。そのときは第一波から第三波まであり、約3年の経過で終息しています。歴史は繰り返す、のかもしれません。ただ100年前と現在では医療水準は大きく変わりました。予防医療を含めてこれから期待できる治療が次々と表れてくるに違いありません。

 一方、病気は新型コロナ感染症だけではありません。とくに突然体調が悪くなる急病として、脳卒中、心臓発作、骨折など多くの病気があります。コロナ禍の間は家にこもられるかたが多かったせいで、札幌市内の救急車出動台数が1割近く減ったという報告もありますが、反対に、コロナが恐ろしくて病院にかかることができずに、結果として発見が遅れてしまう癌などの慢性疾病がこれから増えるとも予測されています。

 札幌東徳洲会病院の理念は「命だけは平等だ」を基本として、「生命を安心して預けられる病院」「健康と生活を守る病院」を掲げています。わたしは病院長として、新型コロナ感染症のみならずあらゆる病気に対して患者さんと真摯に向き合うことを全職員に指示しています。

 札幌東徳洲会病院は1986年2月に開設され、このたび35周年を迎えました。まだまだ歴史も浅く、決して成熟しているとはいえませんが、それでも最初は10名の医師と100名の職員で産声をあげた病院が、現在は医師100名、全職員930名にまで成長しました。まだまだ成長の伸びしろがあると思います。これからも皆さんの健康を守るために私たちは努力いたします。

これからも札幌東徳洲会病院をどうぞよろしくお願いいたします。

 

2021年4月  病院長  太田智之

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院長の経歴
平成2(1990)年3月 旭川医科大学医学部 卒業
平成2(1990)年4月~ 旭川医科大学附属病院第3内科に勤務
平成3(1991)年4月~ 旭川厚生病院消化器科に勤務
平成6(1994)年4月~ 小林病院(北見)内科に勤務
平成7(1995)年4月~ 石橋胃腸病院 副院長として勤務
平成9(1997)年5月~ 旭川厚生病院消化器科 医長として勤務
平成15(2003)年10月~ 札幌東徳洲会病院 消化器科部長として勤務

平成18(2006)年9月~

札幌東徳洲会病院 副院長
平成28(2016)年11月~ 札幌東徳洲会病院 院長へ就任

 

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