音声外来

2023年4月より、音声専門外来の診療開始しました。音声外来は「声がかすれる」「声が出しにくい」など「声」に対する専門的な診療を行う外来です。

「声がかすれる」疾患としては、声帯ポリープや喉頭癌などが有名です。当科では、これらの様々な音声障害をきたす疾患に対して、音声治療(リハビリ)・手術治療・放射線治療などに幅広く対応しています。反回神経麻痺による音声障害に対しては、患者さんに発声してもらいながら声質を調節して手術することのできる喉頭枠組み手術(甲状軟骨形成術、披裂軟骨内転術)を積極的に導入しています。

さらに「けいれん性発声障害」に対する治療にも取り組んでいます。けいれん性発声障害は神経難病疾患である局所性ジストニアの一種とされており、若年女性に多い原因不明の難治性疾患です。これまで国内外ともに、本疾患に対する根治的な治療はありませんでした。しかし2018年4月より「喉頭内ボツリヌストキシン注入術」「チタンブリッジによる甲状軟骨形成術Ⅱ型」が保険承認されました。当科は北海道では数少ない、これらの治療施設となっています。

 

音声外来は、ひとりひとりに時間をかけて診療する必要があるため、完全予約制(毎週火曜日・金曜日の午後)としております。初めて受診される場合でも予約が必要となりますので、まずは病院にお問い合わせ下さい

診療スケジュール
受付時間 診察開始 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜

13:00~15:30

13:30 - ○予約のみ - - ○予約のみ -

 

 

診療スタッフ
國部主任部長.jpg
國部 勇
副院長・耳鼻咽喉科頭頸部外科主任部長
資格・専門医

日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会認定耳鼻咽喉科専門医/日本気管食道科学会認定気管食道科専門医(咽喉系)

その他

日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会認定耳鼻咽喉科専門研修指導医/日本日本がん治療認定医機構認定がん治療認定医/身体障害者福祉法第15条に基づく指定医:耳鼻咽喉科(聴覚、平衡、音声・言語、そしゃく)日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会認定補聴器相談医旭川医科大学医学博士(平成16年3月25日)/旭川医科大学臨床指導教授・非常勤講師/日本耳鼻咽喉科学会認定喉頭形成手術(チタンブリッジ手術)実施医

 

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